初めて会った日は、ギャン泣きだった！
夫とともに児童相談所の担当者さんと乳児院に訪問し、ひととおり今後の「交流」についての説明を受け、以降「実子」になるはずの日まで、ここから約１年にわたるプロセスについて今一度確認。途方もなく長い道のりにも思えるが、それでもやっと何かが始まろうとしているということの実感がわく。
「今日はまずは"見学"ですのでね」とおっしゃるので、どこか遠くから姿を見られるくらいなのかしら、と思っていたら、面談の終わりに「さてじゃあちょっと連れてきますねー」と職員の方がおっしゃって、待つこと数分、ガチャッと面会室のドアが開いた。ーと、そこには室内の我々を一目見る間もなく即ギャン泣きの小さい男児が。
はじめまして、みらいくん！あんまりに号泣するので、かわいくて可笑しくて笑ってしまった。こわくないよー。よろしくネ。
数分お部屋できもちが落ち着くまで一緒にすごし、マタネのお別れ。最後は「みらいくんタッチよ〜」と乳児院の方にうながされ、涙ながらに、ハイタッチしてくれました。
きっと、小さいなりに、なにか今までと違うことがおきることを感じているのだろう。その変化が、みらいくんにとって、とってもすてきで良いものになることを約束するからね、と私はしずかに心に誓いました。
